離乳食のバジルはいつから?後期からの香りづけの使い方と月齢別レシピまとめ

📋 基本情報

🍼 食べ始め月齢9ヶ月〜(後期)
⚠️ アレルゲン なし
💪 主な栄養素β-カロテン・ビタミンK・カルシウム・鉄
目次

バジルはいつから食べられる?

バジルは離乳食後期の生後9〜11ヶ月ごろから、ごく少量の香りづけとして使える食材です。β-カロテン・ビタミンK・カルシウム・鉄が豊富で栄養価の高い香味野菜(ハーブ)のひとつです。ただしバジルは香りが非常に強く、葉の繊維も残りやすいため、栄養をとる目的の食材というより「風味を添える薬味」として少量を使うのが基本になります。離乳初期・中期は素材そのものの味に慣れる時期にあたるため、香りの強いハーブは避け、後期以降に刻んで加熱したものをごくわずかから試しましょう。初めて与えるときは少量から始めて様子を見ましょう。

月齢別の形状・硬さ

9〜11ヶ月(離乳後期):細かく刻んで加熱し、香りづけ程度に

やわらかい葉先だけを選び、洗ってから水気を切って包丁で細かいみじん切りにします。生のままだと香りと刺激が強いので、トマト煮や野菜スープなどに加えて必ず加熱し、香りをやわらげてから与えましょう。葉の筋が残ると飲み込みにくいので、刻んだあと指で押してつぶれるくらいまで煮込むと安心です。初めての日は他の新しい食材と重ならないようにし、平日の日中に少量だけ試してください。

目安量:刻んだバジル ひとつまみ(0.1g前後、小さじ1/4未満)を料理全体に混ぜ込む程度。様子を見ながら調整しましょう

12〜18ヶ月(離乳完了期):みじん切りにして煮込み料理に混ぜる

手づかみ食べや前歯でのかじり取りができるようになる時期です。バジルは2〜3mm程度のみじん切りにし、トマト煮込み・リゾット・スープなど水分のある料理に混ぜると口の中でまとまりやすくなります。この時期も加熱して使うのが基本です。香りを嫌がる場合は無理に続けず、数週間おいてから改めて試すとよいでしょう。

目安量:刻んだバジル 小さじ1/4〜1/2程度。様子を見ながら少しずつ増やしましょう

1歳6ヶ月〜(幼児食):やや粗めに刻んで風味を楽しむ

奥歯が生えそろい始め、噛みつぶす力がついてくる時期です。5mm程度のやや粗めのみじん切りにして、加熱料理に加えたり仕上げに散らしたりできます。生の葉をそのまま大きいまま与えると口の中に張りついて食べにくいため、この時期でも必ず刻んでから使いましょう。バジルを使った料理は塩分や油分が多くなりがちなので、味つけは薄めを心がけてください。

目安量:刻んだバジル 小さじ1程度。料理全体に混ぜて風味づけに使いましょう

調理のポイント

やわらかい葉先を選び、茎や硬い葉は取り除きましょう。バジルの茎や大きく育った葉は繊維が硬く、赤ちゃんが噛み切れずに口に残ります。指でちぎれるくらいのやわらかい葉先だけを使い、流水でよく洗ってから水気をしっかり拭き取ってください。

必ず加熱して香りをやわらげましょう。生のバジルは香りの成分が強く、赤ちゃんが刺激を感じて食べなくなることがあります。刻んだバジルを煮込み料理やスープに入れて一緒に火を通すと、香りがまろやかになり葉もやわらかくなります。仕上げに散らす場合も、温かい料理の余熱を利用しましょう。

味の穏やかな食材と組み合わせましょう。トマト・じゃがいも・かぼちゃ・鶏ささみ・白身魚など、くせの少ない食材とバジルは相性がよく、少量でも料理の印象が変わります。逆に香りの強い食材と重ねると赤ちゃんが食べにくくなるため、1品につきバジルだけを香りづけに使うのがおすすめです。

刻んで小分け冷凍すると使い切りやすくなります。バジルは一度に使う量がごくわずかで、生のままだと数日で黒ずんでしまいます。洗って水気を拭き、細かく刻んで製氷皿に少量ずつ入れ、水またはだしを注いで冷凍すると1回分ずつ取り出せます。冷凍したものは2〜3週間を目安に使い切り、加熱してから与えましょう。

バジルを使ったレシピ例

トマトとじゃがいものバジル煮(離乳後期・9ヶ月〜)

皮と種を除いたトマト20gとやわらかく茹でたじゃがいも30gを5〜7mm角に切り、水50mlで煮ます。じゃがいもが指でつぶせるくらいになったら、細かく刻んだバジルをひとつまみ加えてさっと煮込み、火を止めます。調味料は使わず、トマトの酸味とバジルの香りだけで仕上げます。とろみが足りない場合は水溶き片栗粉でまとめると食べやすくなります。

鶏ささみとかぼちゃのバジルリゾット(離乳完了期・12ヶ月〜)

やわらかく茹でてほぐした鶏ささみ15gと、加熱して粗くつぶしたかぼちゃ30gを、軟飯80gと一緒に野菜スープ80mlで煮ます。全体がなじんだら刻んだバジル小さじ1/4を加えてひと煮立ちさせます。仕上げに粉チーズをごく少量ふると風味が増しますが、塩分が加わるため使う場合はごく少量にとどめてください。

バジル風味のミニピザトースト(幼児食・1歳6ヶ月〜)

8枚切り食パンを4等分し、無塩または食塩無添加のトマトソースを薄く塗ります。刻んだバジル小さじ1と、細かく刻んだ加熱済みの野菜(ピーマン・玉ねぎなど)をのせ、溶けるチーズを少量散らしてトースターで焼きます。チーズは塩分が多いので量は控えめにし、焼き上がりは熱いので必ず冷ましてから、手に持てる大きさに切って与えましょう。

よくある質問

Q. バジルでアレルギーが出ることはありますか?
バジルは食品表示基準で表示が定められている特定原材料28品目には含まれておらず、頻度の高いアレルゲンではありません。ただしバジルはシソ科の植物で、青じそ・ミント・オレガノ・ローズマリーなどと同じ仲間にあたり、まれにアレルギー症状の報告があります。また、花粉症のある方が花粉と似たたんぱく質に反応する例も知られています。初めて与えるときは平日の日中に、ごく少量(刻んだ葉をひとつまみ程度)から始め、口の周りの赤み・じんましん・嘔吐・下痢・咳などの症状が出た場合はすぐに与えるのをやめ、医師の診察を受けてください。シソ科の食材や花粉症で気になる症状があるお子さまの場合は、与える前にかかりつけ医に相談すると安心です。

Q. 市販のジェノベーゼソース(バジルソース)は使えますか?
市販のジェノベーゼソースは離乳食には向きません。食塩・オリーブオイル・チーズが多く含まれて塩分と脂質が高いうえ、にんにくの刺激が強く、松の実やカシューナッツなどのナッツ類が使われている製品もあるためです。バジルを使いたい場合は、生の葉や乾燥バジルを刻んで手作りの料理に少量加える方法にしましょう。1歳を過ぎてから取り入れる場合も、ごく少量を大人の料理から取り分ける前の段階で使うなど、味つけの濃さに注意してください。

Q. 乾燥バジル(ドライバジル)でも代用できますか?
乾燥バジルも使えますが、生の葉より香りが凝縮されているため、量はさらに控えめにしてください。目安として、生のバジルの1/3程度の量から試すとよいでしょう。乾燥バジルは口の中でざらつきが残ることがあるので、煮込み料理やスープなど水分の多い料理に加え、しっかり加熱してなじませてから与えます。ハーブミックスやガーリック入りなど、他の香辛料や食塩が加えられている製品は避け、バジル単体の商品を選びましょう。

Q. 生のバジルをそのまま飾りとしてのせても大丈夫ですか?
葉のまま与えるのは避けましょう。バジルの葉は薄くて口の中や上あごに張りつきやすく、赤ちゃんが飲み込みにくい形状です。また生の状態は香りが強く、口に入れて驚いてしまうこともあります。幼児食に進んでからも、必ず細かく刻み、料理に混ぜ込んだ状態で与えてください。

Q. 家庭菜園で育てたバジルを使っても問題ありませんか?
使えますが、農薬や肥料の管理がわかっている株のものを選び、流水でていねいに洗ってから使ってください。土や虫がついていることがあるため、葉を1枚ずつ広げて確認するとより安心です。また、育ちすぎた葉は硬く繊維が強いので、やわらかい葉先を選んで刻み、加熱してから与えましょう。

離乳食で食べられる野菜一覧

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