離乳食のみりんはいつから?加熱でアルコールを飛ばす注意点と月齢別レシピまとめ

📋 基本情報

🍼 食べ始め月齢9ヶ月〜(後期)
⚠️ アレルゲン なし
💪 主な栄養素糖質(ブドウ糖)・アミノ酸・有機酸
目次

みりんはいつから食べられる?

みりんは離乳食後期の生後9〜11ヶ月頃から、しっかり加熱したうえでごく少量なら使える調味料です。ブドウ糖などの糖質・アミノ酸・有機酸を含み、料理に自然な甘みとコクを与える発酵調味料のひとつです。ただし「本みりん」はアルコール分を約14%含む酒類に分類されるため、使うときは必ず加熱してアルコールを飛ばす必要があり、赤ちゃんのために必ず使わなければならない調味料ではありません。厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」でも離乳の開始時期に調味料は必要ないとされており、離乳初期(5〜6ヶ月)・中期(7〜8ヶ月)は使わず、だしや野菜そのものの甘みで風味をつけましょう。初めて与えるときは少量から始めて様子を見ましょう。

月齢別の形状・硬さ

9〜11ヶ月(後期):しっかり加熱して風味づけにごく少量

この時期から使えますが、必要不可欠な調味料ではないため、無理に使わなくても構いません。使う場合は鍋で煮立ててアルコールを飛ばす「煮切り」を行ってから調理に使います。加熱の目安は沸騰させてから30秒〜1分ほどで、電子レンジで沸騰するまで温める方法でも構いません。大人の料理から取り分ける場合は、料理全体で大さじ1〜2杯程度までの使用にとどめ、赤ちゃんの分はさらにお湯やだしで薄めて味を整えます。

目安量:赤ちゃん1食分に直接使う場合は小さじ4分の1程度まで(大人の料理から薄めて取り分ける場合は、料理全体で大さじ1〜2杯まで)

12〜18ヶ月(完了期):煮物や照り焼き風の風味づけに

手づかみ食べやしっかりした形状の食事が増える時期です。煮物やそぼろ煮などに、しょうゆと組み合わせてごく少量を使うと、砂糖だけでは出せないまろやかな甘みと照りが出ます。この時期も加熱は必須で、煮汁を十分に煮立ててから仕上げましょう。1〜2歳の食塩摂取目安は1日3.0g未満とされているため、しょうゆやみそと合わせて使うときは全体の塩分量にも気を配り、薄味を基本にしてください。

目安量:1食あたり小さじ4分の1程度まで(様子を見ながら加減してください)

1歳6ヶ月〜(幼児食):大人の薄味料理から取り分け

大人の料理から取り分けやすくなる時期です。ただし大人と同じ濃さの味付けは塩分・糖分ともに過剰になりやすいため、みりんを使った料理は味付けを大人の半分程度に抑えたものを取り分けるか、取り分けてからお湯やだしで薄めましょう。アルコールに対する感受性には個人差があり、しっかり加熱していても心配な場合は、3歳頃まで使用を控えるという考え方もあります。ご家庭の方針に合わせて無理のない範囲で取り入れてください。

目安量:1食あたり小さじ2分の1程度まで(様子を見ながら加減してください)

調理のポイント

必ずしっかり加熱してアルコールを飛ばしましょう。本みりんはアルコール分を約14%含みます。小鍋に入れて煮立てる「煮切り」を行うか、料理に加えたあと沸騰させて30秒〜1分ほど加熱してください。ただし加熱してもアルコールを完全にゼロにすることはできません。赤ちゃんに出す前に必ず大人が味見をして、においや味にアルコールっぽさが残っていないか確認しましょう。

「本みりん」と「みりん風調味料」の違いを確認しましょう。本みりんはもち米・米麹・焼酎などを原料とした酒類でアルコール分は約14%、みりん風調味料は水あめなどの糖類が主体でアルコール分は1%未満です。赤ちゃん用にはアルコールの少ないみりん風調味料のほうが扱いやすい一方、糖類を多く含むため使いすぎには注意してください。また「みりんタイプ(発酵調味料)」は飲用できないよう食塩が加えられており、塩分が上乗せされます。購入前に必ず商品ラベルの種類と原材料表示を確認しましょう。

「使わない」という選択肢も持っておきましょう。厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」では、離乳の開始時期に調味料は必要なく、素材そのものの味を生かした薄味が基本とされています。かつおだし・昆布だし・野菜の甘み・すりごまなどでも十分に風味はつきます。みりんは料理の幅を広げる補助的なもので、栄養面で必須ではありません。

使う量が少ないので小容量のものを選び、適切に保存しましょう。本みりんは直射日光を避けた冷暗所で常温保存し、みりん風調味料は開封後は冷蔵庫で保存して早めに使い切ります。離乳食では1回に小さじ4分の1程度しか使わないため、大容量のボトルよりも小容量タイプのほうが鮮度を保ったまま使い切れます。

みりんを使ったレシピ例

かれいのやわらか煮(後期・9ヶ月〜)

小鍋にだし汁100mlとみりん小さじ4分の1を入れて煮立て、30秒〜1分ほど加熱してアルコールを飛ばします。骨と皮を丁寧に取り除いたかれい15gを加え、火が通るまで弱火で煮ます。取り出して粗くほぐし、5〜7mm角程度に切りそろえます。煮汁は薄めてから少量だけ絡める程度にし、味が濃くなりすぎないようにしましょう。小骨が残っていないか、必ず指で触って確認してから与えてください。

鶏ひき肉と根菜のそぼろ煮(完了期・12ヶ月〜)

にんじん・大根各20gを7〜8mm角に切り、やわらかくゆでます。小鍋にだし汁80ml、みりん小さじ4分の1、しょうゆ数滴を入れて煮立て、アルコールを飛ばします。鶏ひき肉15gを加えてほぐしながら中まで火を通し、ゆでた野菜を加えて煮含めます。片栗粉少々でとろみをつけると食べやすくなります。歯ぐきでつぶせるやわらかさになっているか確認しましょう。

鮭のてり焼き風(幼児食・1歳6ヶ月〜)

生鮭30gの皮と骨を取り除き、食べやすい大きさに切ります。フライパンに少量の油をひいて両面を焼き、中まで火が通ったら、みりん小さじ2分の1・しょうゆ数滴・水大さじ1を混ぜたものを回し入れ、煮立てながら絡めます。煮汁がとろりとするまで加熱するとアルコールが飛び、照りが出ます。焼きすぎると身が硬くなるため、パサつかない程度で火を止めましょう。

よくある質問

Q. みりんでアレルギーが出ることはありますか?
本みりんの主な原料はもち米・米麹・焼酎などで、食品表示基準の特定原材料28品目には該当しません。ただし、まれに米が原因で症状が出る場合があり、みりん風調味料や合わせ調味料には製品によって水あめ・しょうゆなど別の原材料(小麦・大豆を含むものなど)が使われていることがあります。購入時は必ず原材料表示とアレルギー表示を確認してください。初めて与えるときはごく少量から始め、平日の午前中など医療機関を受診できる時間帯に試しましょう。発疹・嘔吐・下痢・機嫌の悪さなど気になる症状が出たら使用を中止し、医師に相談してください。

Q. 加熱すればアルコールは完全になくなりますか?
いいえ、加熱してもアルコールを完全に飛ばすことはできません。沸騰させて30秒〜1分ほど加熱するとかなり減りますが、微量は残ると考えてください。赤ちゃんに出す前に大人が味見をして、においや味にアルコール感が残っていないか確認しましょう。少しでも心配な場合は、アルコール分が1%未満のみりん風調味料を選ぶか、みりんを使わない調理法にするのが安心です。判断に迷うときは、かかりつけの小児科医や自治体の栄養相談に相談してください。

Q. みりんの代わりに砂糖を使ってもよいですか?
甘みをつけるだけであれば砂糖で代用できますが、みりん特有のまろやかな甘みや照り、うまみまでは再現できません。なお離乳食では砂糖も必須ではなく、使う場合は完了期で小さじ2分の1程度までを目安にごく少量にとどめます。まずはだしや野菜の甘みを生かした薄味を基本にして、必要なときだけ少量の調味料を足す考え方がおすすめです。

Q. 大人の料理から取り分けるときの注意点は?
基本は味付けをする前の段階で赤ちゃんの分を取り分けることです。みりんを使った料理から取り分ける場合は、しっかり煮立ててアルコールを飛ばしたうえで、取り分けた分をお湯やだしで薄めて味を調整しましょう。生後9〜11ヶ月頃であれば、料理全体でみりん大さじ1〜2杯程度までの薄味の料理から取り分けるのが目安です。1〜2歳の食塩摂取目安は1日3.0g未満とされているため、しょうゆやみそと合わせて使う場合は全体の塩分量にも注意してください。

離乳食で食べられる調味料・油一覧

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