離乳食の梅はいつから?塩分と青梅の注意点・月齢別レシピまとめ

📋 基本情報

🍼 食べ始め月齢12ヶ月〜(完了期)
⚠️ アレルゲン なし
💪 主な栄養素クエン酸・カリウム・鉄・カルシウム
目次

梅はいつから食べられる?

梅は離乳食完了期の12ヶ月ごろから、塩抜きした梅干しをごく少量だけ風味づけに使える食材です。クエン酸・カリウム・鉄・カルシウムが豊富で栄養価の高い果物のひとつです。ただし梅は生のまま(青梅)ではアミグダリンという青酸配糖体を含み、農林水産省も「そのまま食べるのには適していません」と注意を呼びかけているため、離乳食では必ず梅干しや練り梅などの加工品を使います。また梅干しは塩漬けで100gあたり約18〜22gと食塩相当量が非常に高く、腎臓の機能が未熟な赤ちゃんには大きな負担になるため、塩抜きをして「味のアクセント」程度にとどめることが前提です。初めて与えるときは少量から始めて様子を見ましょう。

月齢別の形状・硬さ

12〜18ヶ月(完了期):塩抜きした梅肉をごく細かく刻んで

梅干しの種を取り除き、たっぷりの水に浸して塩抜きしてから、果肉をペースト状になるまで細かく刻みます。そのまま食べさせるのではなく、おかゆやごはん、和え物に少量混ぜ込んで、ほんのり酸味を感じる程度に薄めて使いましょう。酸味が強い食材なので、嫌がるようなら無理に続けず、時期をあけて試し直せば十分です。

目安量:塩抜きした梅肉で1回あたり耳かき1〜2杯程度(約0.5〜1g)まで。毎日ではなく週1〜2回程度にとどめ、様子を見ながら調整しましょう。

1歳6ヶ月〜(幼児食):塩抜きした梅肉を刻んで料理の風味づけに

咀嚼が安定してくる時期ですが、梅干しは塩分の面から量を増やすべき食材ではありません。引き続き塩抜きした梅肉を刻んで、おにぎりや和え物、炒めものの風味づけに使います。1〜2歳の食塩相当量の目標量は1日3g未満とされているため、梅を使う日はほかのおかずの味つけを薄めにして、1日全体で調整するのがポイントです。

目安量:塩抜きした梅肉で1回あたり小さじ1/4(約1〜1.5g)程度まで。ほかの料理の塩分と合わせて、1日の合計で摂りすぎないよう様子を見ながら与えましょう。

調理のポイント

必ず塩抜きしてから使いましょう。種を取った梅干しをたっぷりの水に浸し、冷蔵庫で数時間〜半日置くと塩分がやわらぎます。真水より薄い塩水(水1カップに塩ひとつまみ程度)のほうが浸透圧の関係で塩が抜けやすく、梅の風味も残りやすいとされています。途中で水を替えるとより効果的です。

種は必ず取り除きましょう。梅干しの種は誤飲・窒息の原因になるうえ、種の中の仁にはアミグダリンが果肉より多く含まれます。果肉だけを使い、取り除いた種は赤ちゃんの手が届かないところですぐに処分してください。梅シロップや梅酒に漬けた実も、種が残っていることがあるので注意が必要です。

原材料表示を確認して選びましょう。市販の梅干しには、はちみつ入りのものや調味液に漬けたもの、着色料・甘味料を加えたものがあります。特にはちみつは乳児ボツリヌス症のリスクがあり1歳未満には絶対に与えられないため、1歳を過ぎるまでははちみつ梅は避け、できるだけ原材料が「梅・塩・しそ」だけのシンプルなものを選ぶと安心です。

小分けにして冷凍保存しましょう。塩抜きして刻んだ梅肉は、1回分ずつラップに包むか製氷皿に入れて冷凍しておくと、使いたいときに少量だけ取り出せて便利です。冷蔵なら2〜3日、冷凍なら2週間程度を目安に使い切り、解凍後の作り置きの再冷凍は避けましょう。

梅を使ったレシピ例

梅としらすの混ぜごはん(完了期・12ヶ月〜)

塩抜きした梅肉をごく少量(耳かき1〜2杯程度)刻み、湯通しして塩抜きしたしらす小さじ1と一緒に、軟飯80g程度に混ぜ込みます。しらすにも塩分があるため、梅は本当にひとつまみ程度で十分です。彩りに刻んだ小松菜の葉先を加えると、鉄分やビタミンも一緒に摂れます。小さめのおにぎりにすると手づかみ食べの練習にもなります。

梅とキャベツのおかか和え(幼児食・1歳6ヶ月〜)

キャベツ30gを子どもが噛み切れる長さ(1cm角程度)に切ってやわらかくゆで、水気をしっかり絞ります。塩抜きした梅肉小さじ1/4を刻んで、かつお節少々と一緒に和えれば完成です。加熱したキャベツの甘みと梅の酸味が合わさり、調味料を足さなくても食べやすい一品になります。作りおきはせず、その日のうちに食べきりましょう。

よくある質問

Q. 梅でアレルギーが出ることはありますか?
梅は食品表示基準の特定原材料28品目には含まれていませんが、バラ科サクラ属の果物で、もも・さくらんぼ・あんず・りんごなどと共通のアレルゲンを持つため、交差反応を起こす可能性が指摘されています。口の中やのどのかゆみ・イガイガ感が出る口腔アレルギー症候群の原因になることもあります。初めて与えるときは、平日の午前中など医療機関を受診できる時間帯にごく少量から試し、口のまわりの赤み・じんましん・嘔吐・せき・機嫌の悪さなどが出たらすぐに中止して医師に相談してください。もも等のバラ科果物で症状が出たことがあるお子さんは、与える前にかかりつけ医に相談しましょう。

Q. 生の青梅や、梅シロップ・梅酒に漬けた梅の実は食べさせてもいいですか?
生の青梅は与えないでください。青梅にはアミグダリン(青酸配糖体)という天然毒素が含まれ、農林水産省や東京都も生食を避けるよう注意喚起しています。梅酒に漬けた実はアルコールを含むため子どもには不可、梅シロップの実は砂糖を大量に含むため離乳食には向きません。離乳食で使えるのは、塩漬けなどの加工・熟成を経た梅干しや練り梅と考えてください。

Q. 塩抜きした梅干しなら毎日食べさせても大丈夫ですか?
塩抜きをしても塩分がゼロになるわけではないため、毎日与えるのはおすすめできません。週に1〜2回、ごく少量を風味づけに使う程度にとどめ、その日は汁物やほかのおかずの味つけを薄めにして1日全体の塩分量で調整しましょう。心配な場合や腎臓の疾患などがある場合は、かかりつけ医や管理栄養士に相談してください。

Q. チューブの練り梅を使ってもいいですか?
使えますが、必ず原材料と食塩相当量を確認してください。練り梅は調味液や酒精、甘味料・着色料が加えられている商品が多く、塩抜きができない分、量の調整がより重要になります。使う場合はごく少量にとどめ、可能であれば原材料がシンプルな梅干しを自分で塩抜きして使うほうが安心です。

離乳食で食べられる果物一覧

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