離乳食の春雨はいつから?窒息を防ぐ切り方と月齢別レシピまとめ

📋 基本情報

🍼 食べ始め月齢9ヶ月〜(後期)
⚠️ アレルゲン なし
💪 主な栄養素炭水化物・カルシウム・鉄・カリウム
目次

春雨はいつから食べられる?

春雨は離乳食後期の生後9〜11ヶ月頃から食べられる食材です。じゃがいもやさつまいも、緑豆のでんぷんから作られており、炭水化物(でんぷん)・カルシウム・鉄・カリウムを含むエネルギー源になる乾物のひとつです。ただし弾力があって歯ぐきで噛み切りにくく、つるつるとすべって丸のみしやすいため、必ず細かく刻んでやわらかく煮てから使いましょう。原料によって食感が異なり、じゃがいも・さつまいものでんぷんで作られた春雨のほうが緑豆春雨よりもやわらかく戻るため、はじめのうちはいも由来のものが向いています。初めて与えるときは少量から始めて様子を見ましょう。

月齢別の形状・硬さ

9〜11ヶ月(離乳食後期):みじん切りにしてやわらかく煮る

春雨を袋の表示より長めにゆでてしっかりやわらかく戻し、水気を切ってから1〜2mm程度のみじん切りにします。長いままだと吸い込んで気管に入りやすいため、必ず刻んでから与えてください。スープやとろみのある煮物に混ぜると口の中でまとまりやすくなり、飲み込みやすくなります。食べている間はそばで見守り、口に詰め込みすぎていないか確認しましょう。

目安量:乾燥した状態で2〜3g(戻して約10g)程度を、他の主食と合わせて様子を見ながら

12〜18ヶ月(離乳食完了期):5mm〜1cmに切ってとろみをつける

歯ぐきでつぶす力がついてきたら、5mm〜1cm程度の長さに切って与えます。乳幼児の気管は直径1cm未満とされているため、この時期でも長いままの春雨は避けてください。食べにくそうにしている場合は、水溶き片栗粉で軽くとろみをつけると口の中でばらけにくくなります。

目安量:乾燥した状態で3〜5g程度を、食欲に合わせて様子を見ながら

1歳6ヶ月〜(幼児食):1〜2cmに切って具材と一緒に

奥歯が生えそろってくる頃には1〜2cm程度まで長さを伸ばせます。それでも噛まずに飲み込んでしまう子どもは少なくないため、短めに切る配慮は続けましょう。歩きながら・遊びながら食べると窒息の危険が高まるので、必ず座って落ち着いた状態で食べさせてください。

目安量:乾燥した状態で5〜8g程度を、様子を見ながら

調理のポイント

表示時間より長めにゆでましょう。大人向けの表示時間どおりだと芯が残って噛み切りにくくなります。指で簡単につぶせるくらいまでしっかりゆで、冷水にとらずそのまま冷ますとやわらかさが保てます。

戻してから刻みましょう。乾燥した状態のまま折ると細かい破片が飛び散り、長さも不ぞろいになります。ゆでて水気を切った後にキッチンばさみや包丁で刻むと、長さをそろえやすく安全です。

とろみのある料理に合わせましょう。春雨は水分を含むとすべりやすくなります。だしやスープに片栗粉でとろみをつけたり、やわらかく煮た野菜と絡めたりすると、口の中でまとまって飲み込みやすくなります。

味つけは薄味に抑えましょう。春雨自体に味はほとんどないため、だしや野菜の甘みを生かします。市販の春雨スープや中華風の合わせ調味料は塩分が高く、乳児には濃すぎるので離乳食には使わず、素材の春雨から調理してください。

春雨を使ったレシピ例

春雨と野菜のとろみスープ(後期・9ヶ月〜)

やわらかくゆでてみじん切りにした春雨と、細かく刻んで煮たにんじん・玉ねぎを昆布だしで煮ます。仕上げに水溶き片栗粉でとろみをつければ完成です。とろみがあることで春雨が具材と一体になり、すすり込んでしまう心配が減ります。

春雨と鶏ひき肉の煮物(完了期・12ヶ月〜)

鶏ひき肉をだしでほぐしながら火を通し、やわらかくゆでて5mm〜1cmに切った春雨とやわらかく煮たキャベツを加えて煮含めます。しょうゆはごく少量に留め、素材の風味を生かした薄味に仕上げましょう。

春雨入り野菜の卵とじ(幼児食・1歳6ヶ月〜)

1〜2cmに切った春雨と細切りのにんじん・小松菜をだしで煮て、溶き卵を回し入れて中までしっかり火を通します。卵は加熱不足だとアレルギー症状が出やすくなるため、完全に固まるまで加熱してください。

よくある質問

Q. 春雨にアレルギーの心配はありますか?
春雨はいも類や緑豆のでんぷんから作られており、食品表示基準で表示が義務づけられた特定原材料8品目や、表示が推奨される20品目には該当しません。緑豆春雨に使われる緑豆は豆の仲間ですが大豆とは別の種類で、大豆アレルギーがあっても他の豆類まで一律に除去する必要はないとされています。ただし、どのような食材でもアレルギー症状が出る可能性はゼロではありません。初めて与えるときは少量から始め、平日の日中など医療機関を受診できる時間帯を選びましょう。口の周りの赤み・じんましん・嘔吐・機嫌の悪さなどの症状が出た場合は、すぐに医師に相談してください。また、すでに食物アレルギーと診断されているお子さんの場合は、かかりつけ医の指示に従ってください。

Q. 緑豆春雨といも由来の春雨、どちらを選べばよいですか?
離乳食にはじゃがいも・さつまいものでんぷんで作られた春雨のほうが向いています。緑豆春雨はコシが強く煮崩れしにくい一方で弾力が残りやすく、歯ぐきで噛み切るのが難しいためです。いずれの場合も、購入時に原材料表示を確認し、でんぷん以外の原材料が加えられていないかチェックしておくと安心です。

Q. 市販の春雨スープを取り分けて使ってもよいですか?
おすすめできません。市販の春雨スープやカップタイプの商品は塩分・油分が多く、香辛料が使われているものもあり、乳幼児には負担が大きい味つけです。春雨は乾麺の状態で購入し、だしから調理したものを与えましょう。

Q. ゆでた春雨は冷凍保存できますか?
できます。やわらかくゆでて水気を切り、刻んだ状態で小分けにしてラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。1週間程度を目安に使い切り、解凍後は必ず再加熱してから与えてください。解凍すると食感が変わりやすいので、スープや煮物など汁気のある料理に使うのが向いています。

Q. 食べているときに気をつけることはありますか?
春雨に限らず、乳幼児の食事中は必ずそばで見守ってください。乳幼児の気管は直径1cm未満とされており、細長くすべりやすい食材はかたまりのまま飲み込むと窒息の危険があります。座って落ち着いた姿勢で食べさせ、遊びながら・歩きながら食べさせない、泣いているときや眠いときには与えない、といった基本を守りましょう。心配なことがあれば、かかりつけ医や地域の保健センターの栄養相談に相談してください。

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