ネクタリンはいつから食べられる?
ネクタリンは離乳食初期の生後5〜6ヶ月頃から食べられる食材です。β-カロテン・ビタミンC・ビタミンE・カリウムが豊富で栄養価の高い果物のひとつです。バラ科サクラ属に属するももの変種で、果皮に産毛がなくつるんとしているのが特徴ですが、ももより酸味が強く果肉がしっかりしているため、離乳食に使うときは完熟したものを選び、加熱して甘みを引き出すと食べやすくなります。なお、ももはアレルギー表示が推奨されている「特定原材料に準ずるもの」に含まれており、ネクタリンもももと同じ種のためアレルギーの心配がまったくない食材ではありません。初めて与えるときは加熱してすりつぶし、小さじ1程度の少量から始めて様子を見ましょう。
月齢別の形状・硬さ
5〜6ヶ月(離乳食初期):加熱してなめらかなペースト状に
皮と種を取り除き、すりおろすか細かく刻んでから電子レンジや鍋で加熱し、裏ごししてなめらかなペースト状にします。初期は消化機能が未熟なため、生のままではなく必ず加熱してから与えると安心です。繊維が残っていると飲み込みにくいので、口当たりがざらつく場合は少量の湯冷ましでのばしてください。初めて与える日は、万が一に備えて平日の午前中など医療機関を受診できる時間帯を選びましょう。
目安量:小さじ1(約5g)から始め、慣れてきたら1回あたり10〜15g程度を目安に、様子を見ながら増やします。
7〜8ヶ月(離乳食中期):加熱して舌でつぶせる粗つぶしに
舌と上あごで food をつぶせるようになる時期です。皮と種を取り除いて2〜3mm角に刻み、加熱して粗くつぶした状態にします。ネクタリンは加熱しても煮崩れしにくいので、指で軽くつぶせるやわらかさになっているか確認してから与えてください。酸味が気になるときはヨーグルトやかぼちゃなど甘みのある食材と合わせると食べやすくなります。
目安量:1回あたり15〜20g程度。野菜と果物を合わせて1回20〜30gが目安なので、果物だけに偏らないよう調整しましょう。
9〜11ヶ月(離乳食後期):5〜7mm角の歯ぐきでつぶせる硬さに
歯ぐきでつぶして食べられるようになる時期です。皮と種を取り除き、5〜7mm角に切ります。完熟してやわらかいものであれば加熱せずに与えることもできますが、初めのうちや果肉がしまっているものは軽く加熱してやわらかくすると安心です。手づかみ食べを始めている場合は、1cm程度のスティック状にしても構いませんが、つるつるして滑りやすいため、必ず大人がそばで見守りましょう。
目安量:1回あたり20〜30g程度。野菜と果物を合わせて1回30〜40gが目安です。
12〜18ヶ月(離乳食完了期):1cm角の生でも食べられる大きさに
前歯で噛み取り、歯ぐきで噛みつぶせるようになる時期です。皮と種を取り除き、1cm角程度に切って生のまま与えられます。ただし丸飲みしてしまう場合や、果肉が硬いものは窒息を防ぐため小さめに切るか加熱してください。皮は薄いものの噛み切りにくく喉に貼りつくことがあるため、この時期もむいてから与えるのが安全です。
目安量:1回あたり30〜40g程度。1日の果物の量として与えすぎないよう、食事とのバランスを見ながら調整しましょう。
調理のポイント
皮と種は必ず取り除きましょう。ネクタリンの皮は産毛がなく大人はそのまま食べられますが、赤ちゃんには噛み切りにくく喉に貼りつく危険があります。また種の周りは繊維が硬いため、種に沿って包丁を入れてぐるりと1周切り込みを入れ、両手でひねって2つに分けてから種を外し、皮をむいて使ってください。
初めて与えるときは加熱しましょう。加熱すると果肉がやわらかくなって消化しやすくなるほか、酸味がやわらぎ甘みが引き立ちます。耐熱容器に入れてラップをかけ、電子レンジで20〜30秒程度加熱するか、少量の水と一緒に鍋で煮るだけで簡単に下ごしらえができます。加熱後は必ず粗熱を取り、温度を確認してから与えてください。
完熟したものを選びましょう。果皮全体が鮮やかな赤色に色づき、軽く触れて少しやわらかさを感じ、甘い香りがするものが食べ頃です。硬いものは常温に置いて追熟させると、やわらかく甘くなって離乳食に使いやすくなります。未熟なものは酸味が強く果肉も硬いため、離乳食には向きません。
使い切れない分は冷凍保存しましょう。皮と種を取り除いて月齢に合った形状に調理し、1回分ずつ小分けにして冷凍용器や製氷皿に入れて冷凍します。冷凍したものは2〜3週間を目安に使い切り、解凍後は必ず加熱してから与えてください。一度解凍したものを再冷凍するのは衛生面から避けましょう。
ネクタリンを使ったレシピ例
ネクタリンのなめらかピューレ(離乳食初期・5〜6ヶ月〜)
皮と種を取り除いたネクタリン20gをすりおろし、耐熱容器に入れてラップをかけ電子レンジで20秒ほど加熱します。粗熱を取ってから裏ごしし、なめらかにします。とろみが足りない場合は湯冷ましでのばして、赤ちゃんが飲み込みやすい固さに調整してください。
ネクタリンとさつまいもの茶巾(離乳食中期・7〜8ヶ月〜)
ネクタリン15gを2〜3mm角に刻んで加熱し、やわらかく茹でてつぶしたさつまいも20gと混ぜ合わせます。ネクタリンの酸味がさつまいもの甘みでまろやかになり、食べやすくなります。混ぜたものをラップで包んで軽く丸めれば、見た目も楽しい一品になります。
ネクタリンのヨーグルト和え(離乳食後期・9〜11ヶ月〜)
ネクタリン25gを5〜7mm角に切って軽く加熱し、粗熱を取ってからプレーンヨーグルト30gと和えます。砂糖は加えず、ネクタリン本来の甘みを活かしてください。ヨーグルトを初めて与える場合は、ネクタリンと同時ではなく、それぞれ単独で試してから組み合わせましょう。
ネクタリンのフルーツサンド風(離乳食完了期・12〜18ヶ月〜)
耳を切り落とした食パン1/2枚に水切りしたプレーンヨーグルトを薄く塗り、1cm角に切ったネクタリン30gをのせて半分に折り、食べやすい大きさに切ります。手づかみ食べの練習にもなります。パンは喉に詰まりやすいため、少量ずつ与え、必ず大人がそばで見守りましょう。
よくある質問
Q. ネクタリンでアレルギーが出ることはありますか?
ネクタリンはももの変種で、ももは食品表示基準で表示が推奨されている「特定原材料に準ずるもの」の20品目に含まれています。加工食品のアレルギー表示では「ネクタリン」は「もも」とは別の名称で扱われますが、植物としては同じバラ科サクラ属で、ももにアレルギーがある場合はネクタリンでも同じような症状が出る可能性があります。口の周りの赤みやかゆみ、腫れといった口腔アレルギー症候群の症状や、まれに嘔吐・じんましんが起こることがあります。初めて与えるときは加熱したものを小さじ1程度の少量から始め、平日の午前中など医療機関を受診できる時間帯を選んでください。口の周りの赤み・かゆみ、じんましん、嘔吐、下痢、機嫌が悪くなるなどの症状が出た場合は与えるのをやめ、速やかに医師に相談しましょう。りんごやさくらんぼなど同じバラ科の果物でアレルギー症状が出たことがある場合や、ご家族にアレルギーの既往がある場合は、与える前にかかりつけ医に相談すると安心です。
Q. 生のまま与えても大丈夫ですか?
初めて与えるときや離乳食初期・中期は、消化のしやすさと衛生面から加熱してから与えるのがおすすめです。加熱には酸味をやわらげる効果もあります。生で与えるのは、後期以降に何度か加熱したもので problem がないことを確認してからにし、完熟してやわらかいものを選んでください。
Q. 酸味が強くて食べてくれません。どうすればよいですか?
ネクタリンはももより酸味が強いため、赤ちゃんが嫌がることがあります。まずは常温で追熟させて甘みが増してから使ってみてください。それでも酸味が気になる場合は、加熱してからさつまいも・かぼちゃ・バナナなど甘みのある食材やプレーンヨーグルトと合わせると食べやすくなります。無理に食べさせず、時期をおいて再度試してみましょう。
Q. たくさん食べると下痢をしますか?
ネクタリンには食物繊維やソルビトールが含まれており、一度に多く食べるとお腹がゆるくなることがあります。月齢ごとの目安量を守り、様子を見ながら与えてください。果物は甘みが強く赤ちゃんが好んで食べる一方、主食やたんぱく質源の食事量が減ってしまうこともあるため、与えすぎには注意しましょう。下痢が続く場合や機嫌が悪い場合は、かかりつけ医に相談してください。














