離乳食のゆりねはいつから?後期9ヶ月からの目安量と月齢別レシピまとめ

📋 基本情報

🍼 食べ始め月齢9ヶ月〜(後期)
⚠️ アレルゲン なし
💪 主な栄養素カリウム・食物繊維・葉酸・ビタミンC
目次

ゆりねはいつから食べられる?

ゆりねは離乳食後期の生後9〜11ヶ月頃から食べられる食材です。カリウム・食物繊維・葉酸・ビタミンCが豊富で栄養価の高い冬野菜のひとつです。オニユリやコオニユリの鱗茎(球根)を食用にしたもので、加熱するとほくほくとしたやさしい甘みが出て、舌や歯ぐきでつぶせるやわらかさになります。ただし食物繊維の量はごぼうに近く、でんぷん質も多いため、消化機能が未熟な離乳食初期・中期は避け、後期以降に少量ずつ取り入れると安心です。鱗片のままだとつるりと滑って丸のみしやすいので、必ず崩してから与えましょう。初めて与えるときは少量から始めて様子を見ましょう。

月齢別の形状・硬さ

9〜11ヶ月(離乳食後期):やわらかくゆでて粗くつぶす

鱗片を1枚ずつはがし、白くきれいな部分だけを使います。竹串がすっと通るまでゆでるか蒸してから、フォークで粗くつぶすか細かく刻み、だし汁でのばしてとろみをつけます。歯ぐきでつぶせるバナナくらいのやわらかさが目安です。この時期はまだ食物繊維の多い食材に慣れていないので、他の野菜に少し混ぜる程度から始め、便の様子を見ながら量を調整してください。

目安量:1回あたり10〜20g程度から(この時期の野菜・果物の目安量は全体で1回30〜40g)。様子を見ながら少しずつ増やしましょう。

12〜18ヶ月(離乳食完了期):5mm〜1cm角のやわらか煮

やわらかくゆでたゆりねを5mm〜1cm角に切り、煮物やスープの具として使えます。歯ぐきで噛みつぶせる肉団子くらいの硬さが目安です。マッシュにして片栗粉と混ぜれば手づかみ食べ用のおやきにもなります。ほくほくして口の中の水分を奪いやすいので、汁物やとろみのある料理と組み合わせ、飲み物を用意しながら食べさせると安心です。

目安量:1回あたり20〜30g程度(この時期の野菜・果物の目安量は全体で1回40〜50g)。食べ具合を見ながら調整しましょう。

1歳6ヶ月〜(幼児食):一口大でほくほく感を楽しむ

1.5cm程度の一口大にして、ほろっと崩れるまで加熱すれば、ゆりね本来のほくほくした食感を楽しめます。ただし奥歯が生えそろうのは3歳頃なので、大きすぎる塊や噛みごたえの残る硬さは避けてください。茶碗蒸しや卵とじなど、やわらかい料理に合わせるのがおすすめです。食べているあいだは目を離さず、座って落ち着いて食べる習慣をつけましょう。

目安量:1回あたり30〜40g程度。食事全体のバランスを見ながら様子を見て調整しましょう。

調理のポイント

必ず食用として販売されているゆりねを使いましょう。観賞用のユリの球根や、有毒植物イヌサフランの球根をゆり根やタマネギ・ジャガイモと間違えて食べたことによる食中毒(死亡例を含む)が毎年報告されており、厚生労働省や自治体が注意を呼びかけています。庭や家庭菜園で育てたユリの球根、いただきものなどで食用か判断できないものは絶対に使わないでください。

鱗片を1枚ずつはがして丁寧に洗いましょう。ゆりねは乾燥を防ぐためおがくずに入って売られていることが多く、鱗片の隙間に細かいくずが挟まっています。1枚ずつはがして流水で洗い、茶色や黒く変色した部分・傷んだ部分は包丁やピーラーで削り取ります。この変色部分は苦味の原因になるため、味に敏感な赤ちゃん向けにはとくにしっかり取り除いてください。

塩を加えず、ゆですぎないように加熱しましょう。大人向けの下ゆででは塩を加えますが、赤ちゃんには不要です。熱湯で2〜3分、竹串がすっと通ったらすぐ引き上げます。ゆですぎると鱗片が崩れて溶けてしまいます。蒸し器で加熱すると水っぽくならず、甘みが残りやすくなります。ゆりねのビタミンCはでんぷんに守られていて加熱に強いのも特徴です。

加熱してからマッシュにして小分け冷凍しましょう。ゆりねは1個が大きく一度に使い切れないため、下ゆでしてつぶしたものを製氷皿や小分け容器に入れて冷凍しておくと便利です。1週間程度を目安に使い切り、使うときは中心までしっかり再加熱してください。生のまま冷凍すると食感が大きく変わるのでおすすめしません。残った生のゆりねは、おがくずごと新聞紙に包んで冷暗所か冷蔵庫の野菜室で保存します。

ゆりねを使ったレシピ例

ゆりねとじゃがいものやわらかマッシュ(離乳食後期・9ヶ月〜)

ゆりね10g(鱗片2〜3枚)とじゃがいも20gを、それぞれ竹串が通るまでゆでます。熱いうちにフォークで粗くつぶし、だし汁または湯冷ましを小さじ2ほど加えてなめらかにのばします。ゆりねのほのかな甘みとじゃがいものなめらかさで食べやすくなります。粒が残っていると飲み込みにくいので、この時期はしっかりつぶしてください。

ゆりねと鶏ささみのとろとろ煮(離乳食完了期・12ヶ月〜)

下ゆでしたゆりね20gを1cm角に切り、細かくほぐした鶏ささみ15g、5mm角に切ったにんじん10gと一緒に、だし汁100mlでやわらかくなるまで煮ます。水溶き片栗粉でとろみをつけて仕上げます。味付けは薄口しょうゆを1〜2滴程度にとどめ、素材の甘みを生かしましょう。とろみがあると口の中でまとまり、飲み込みやすくなります。

ゆりね入り茶碗蒸し風たまご蒸し(幼児食・1歳6ヶ月〜)

溶き卵1/2個分にだし汁80mlを混ぜてこし、下ゆでしたゆりね30gを一口大にして加えます。器に入れてラップをし、弱火の蒸し器で10〜12分、中心まで完全に火が通るまで加熱します。卵は特定原材料8品目のひとつなので、卵に慣れていないお子さんには使わないでください。ゆりねだけを楽しみたい場合は、卵の代わりにだし汁と野菜でスープ仕立てにしてもおいしく食べられます。

よくある質問

Q. ゆりねでアレルギーが出ることはありますか?
ゆりねは食品表示基準で定められた特定原材料28品目には含まれておらず、アレルギーの報告が多い食材ではありません。ただし、どんな食材でもアレルギー症状が出る可能性はゼロではありません。初めて与えるときは小さじ1程度の少量から、他の初めての食材と重ならないようにして、平日の午前中など医療機関を受診できる時間帯に試してください。口のまわりの赤みやじんましん、嘔吐、下痢、咳、機嫌が悪くなるなどの様子が見られたら、すぐに中止してかかりつけ医に相談しましょう。すでに他の食物アレルギーがある場合は、与える前に医師に相談してください。

Q. 苦みがあるようで食べてくれません。どうすればいいですか?
ゆりねの苦みは、茶色や紫がかった変色部分に多く含まれています。下ごしらえの段階でその部分を削り落とし、一度ゆでこぼしてから使うと苦みが和らぎます。それでも食べにくそうな場合は、じゃがいもやかぼちゃ、さつまいも、おかゆなど甘みのある食材と混ぜてみてください。赤ちゃんは苦みや酸味に敏感なので、無理強いはせず、時期をおいて再挑戦するのがおすすめです。

Q. たくさん食べさせても大丈夫ですか?
ゆりねは食物繊維がごぼうに近いほど多く、でんぷん質も豊富なため、一度にたくさん食べると便がゆるくなったり、お腹が張ったりすることがあります。まずは月齢ごとの目安量の範囲内で少量から始め、便の状態や機嫌を見ながら調整してください。おなかの調子を崩したときは量を減らすか一度お休みし、症状が続く場合はかかりつけ医に相談しましょう。

Q. 冷凍保存はできますか?
できます。下ゆでまたは蒸したゆりねをつぶし、小分けにして冷凍してください。1週間程度で使い切るのが目安です。解凍するときは電子レンジや鍋で中心までしっかり加熱し、常温での自然解凍は避けましょう。生のまま冷凍すると解凍後にぼそぼそした食感になりやすいため、必ず加熱してから冷凍するのがおすすめです。

離乳食で食べられる野菜一覧

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