たけのこはいつから食べられる?
たけのこは離乳後期(9〜11ヶ月ごろ)から、十分にアク抜きをして細かく刻んだものを少量ずつ与えることができます。たけのこには食物繊維やカリウム、アミノ酸の一種であるチロシンが含まれています。ただし、生のたけのこには青酸配糖体(シアン化合物)が含まれており、必ずアク抜き済みの水煮たけのこ(缶詰・パウチ)を使うことが大切です。食物繊維が豊富で繊維質が強い食材のため、9〜11ヶ月ごろの赤ちゃんには細かく刻んで与え、様子を見ながら少しずつ慣れさせましょう。初めて与えるときは1〜2口程度から始め、体調や便の様子を確認してください。
月齢別の形状・硬さ
9〜11ヶ月(離乳後期):みじん切りにして軟らかく煮る
アク抜き済みの水煮たけのこを使い、2〜3mm程度のみじん切りにしてから、十分に加熱して軟らかくします。繊維の多い部分(外側や根元に近い部分)はできるだけ取り除き、柔らかい先端部分(穂先)を使うと食べやすくなります。単体で与えるより、おかゆや野菜と混ぜてとろみをつけると飲み込みやすくなります。
目安量:小さじ1〜2程度から様子を見ながら与えましょう。
12〜18ヶ月(離乳完了期):細かく刻んで軟らかく仕上げる
奥歯が生え始め、歯ぐきで噛む力がついてくる時期です。5mm程度の細かい刻み、またはみじん切りにして、十分に加熱します。この時期も繊維の多い部分は除いて穂先を中心に使い、炊き込みご飯や汁物に混ぜると食べやすくなります。
目安量:大さじ1程度を目安に、様子を見ながら調整してください。
1歳6ヶ月〜(幼児食):薄切りや小さめの一口大に
幼児食期になると、薄切りや小さめの一口大でも食べられるようになります。それでも繊維が硬い部分は噛み切りにくいため、薄くスライスするか細く切る工夫を続けましょう。炒め物・煮物・汁物など料理のバリエーションも広がります。
目安量:1回の食事で30g程度を目安に、様子を見ながら与えましょう。
調理のポイント
必ずアク抜き済みの水煮たけのこを使いましょう。生のたけのこには青酸配糖体(シアン化合物)という有害成分が含まれており、十分に加熱・アク抜きしないと嘔吐・腹痛などの症状を引き起こす可能性があります。離乳食には市販の水煮(缶詰・パウチ)を活用するのが最も安全です。
水煮たけのこも、使用前に一度ゆでこぼしましょう。市販の水煮は加熱処理済みですが、塩分や独特の臭みが残っていることがあります。水でさっと洗い、たっぷりの湯で1〜2分ゆでてから使うと安心です。
繊維の少ない穂先(先端部分)を使いましょう。たけのこは根元に近いほど繊維が硬く、赤ちゃんの消化に負担がかかります。離乳食には柔らかい穂先を選び、繊維が多い外側の硬い部分は取り除くとよいでしょう。
初めて与えるときは少量から始め、翌日にかけて様子を観察しましょう。たけのこは消化しにくい食物繊維を多く含むため、便が緩くなったりお腹が張ることがあります。初回は小さじ1以下の少量にとどめ、体調・便の状態を確認してください。気になる症状が続く場合はかかりつけ医に相談してください。
たけのこを使ったレシピ例
たけのこと野菜のとろとろ煮(離乳後期・9〜11ヶ月〜)
水煮たけのこの穂先をみじん切りにして、にんじん・玉ねぎと一緒に野菜だしでやわらかく煮ます。最後に水溶き片栗粉でとろみをつけて仕上げましょう。たけのこ単体だと繊維が気になることがありますが、野菜と混ぜることで食べやすくなります。おかゆのトッピングにしても合います。
たけのこの炊き込みご飯(離乳完了期・12〜18ヶ月〜)
水煮たけのこの穂先を細かく刻み、だし汁・醤油少々でお米と一緒に炊き込みます。にんじんや油揚げを加えると風味が増します。軟らかく炊けたたけのこは食べやすく、ご飯に風味が移ってよい食感になります。醤油はごく少量(お米1合に対して小さじ1/2〜1程度)にとどめ、薄味を心がけましょう。
たけのこと鶏ひき肉の炒め煮(幼児食・1歳6ヶ月〜)
水煮たけのこを薄切りにし、鶏ひき肉と一緒にごま油で炒めます。だし汁・醤油・みりん少々を加えて汁気がなくなるまで炒め煮にしましょう。幼児食ではたけのこの食感も楽しめるようになり、噛む練習にもなります。噛み切れない大きさにならないよう、薄く切ることを意識してください。
よくある質問
Q. たけのこはアレルギーの原因になりますか?
たけのこは食物アレルギーの特定原材料(卵・乳・小麦・えび・かに・そば・落花生・くるみ)には含まれず、重篤なアレルギーが多く報告されている食材ではありません。ただし、どの食材でもまれにアレルギー反応が起こる可能性はあります。初めて与えるときは1〜2口の少量にして、その後15〜30分ほど様子を観察してください。口の周りや体に赤み・じんましん、嘔吐、機嫌が極端に悪くなるなどの症状が現れた場合は、すみやかにかかりつけ医に相談してください。
Q. 生のたけのこを離乳食に使ってもいいですか?
離乳食には使わないことをおすすめします。生のたけのこには青酸配糖体(シアン化合物)という成分が含まれており、十分なアク抜き処理をしないと嘔吐・腹痛・めまい等を引き起こす可能性があります。市販の水煮たけのこ(缶詰・パウチ)はすでに加熱・アク抜き処理がされているため、離乳食での使用に適しています。
Q. 水煮たけのこ(缶詰・パウチ)はそのまま使えますか?
市販の水煮は加熱処理済みですが、そのままではなく使用前に一度ゆでこぼすとより安心です。塩分や缶の臭みが残る場合があるため、水洗いして熱湯で1〜2分ゆでてから使いましょう。ゆでたあとは月齢に合わせた大きさに切り、さらに加熱調理して使います。
Q. たけのこを食べた後に便が緩くなりましたが大丈夫ですか?
たけのこには食物繊維が豊富に含まれているため、消化器が未発達な赤ちゃんでは便が緩くなったり、下痢気味になることがあります。一時的な反応であれば様子を見てかまいませんが、下痢が続いたり、血便・嘔吐などを伴う場合はかかりつけ医に相談してください。しばらく量を減らして様子を見ることも大切です。














