鴨肉はいつから食べられる?
鴨肉は離乳食後期(生後9〜11ヶ月頃)以降を目安に食べられる食材です。たんぱく質・鉄・ビタミンB12・ビタミンB2が豊富で栄養価の高い肉類のひとつです。ただし皮や脂の部分は脂質が多く消化の負担になりやすいため、赤身の部分を選び、皮と脂をしっかり取り除いてから使いましょう。鴨肉は離乳食で一般的に使う食材ではないので、まずは鶏ささみなど脂の少ない肉に慣れてから取り入れ、初めて与えるときは少量から始めて様子を見ましょう。心配なときはかかりつけ医に相談してください。
月齢別の形状・硬さ
9〜11ヶ月(離乳食後期):赤身をゆでて細かくきざむ
鶏肉や牛肉など脂の少ない肉に慣れてきた後期以降が目安です。皮と脂を取り除いた赤身をやわらかくゆで、繊維を断つように細かくきざみます。パサつきやすいので、だしやとろみをつけて飲み込みやすくすると食べやすくなります。初めは他の肉と同じようにごく少量から始め、便やお肌の様子を見ながら進めましょう。
目安量:10〜15g程度(様子を見ながら調整)
12〜18ヶ月(離乳食完了期):やわらかく加熱して小さく切る
脂質が多い鴨肉は、しっかり中まで加熱してやわらかくなってから、赤身を5mm角ほどの小さめに切って与えます。奥歯が生えそろう前は噛みつぶしにくいため、煮込み料理やあんかけにすると食べやすくなります。喉に詰まらせないよう、大きなかたまりのまま与えないようにしましょう。
目安量:15〜20g程度(様子を見ながら調整)
1歳6ヶ月〜(幼児食):薄切りを食べやすい大きさに
脂の少ない赤身の薄切りを、よく加熱してから食べやすい大きさに切って与えます。この時期でも脂の多い皮つきの部分は控えめにし、赤身を中心に使いましょう。うどんや煮物など、汁気のある料理に加えると噛み切りやすく、無理なく食べられます。
目安量:20g前後(様子を見ながら調整)
調理のポイント
皮と脂を取り除きましょう。鴨肉は皮や皮下の脂に脂質が多く、赤ちゃんの消化に負担がかかりやすいため、調理前に皮と脂を丁寧に取り除き、赤身の部分だけを使います。
中までしっかり加熱しましょう。生焼けは食中毒の原因になります。中心部まで色が変わり、火が通ったことを確認してから与えてください。ゆでる・煮込むといった調理法だとやわらかく仕上がります。
繊維を断ってとろみをつけましょう。肉の繊維を断つように細かくきざみ、水溶き片栗粉やだしでとろみをつけると、パサつかず飲み込みやすくなります。
小分けにして冷凍保存しましょう。加熱してきざんだ鴨肉は、小分けにして冷凍できます。1週間程度を目安に使い切り、食べるときは再加熱してから与えましょう。
鴨肉を使ったレシピ例
鴨肉と野菜のとろとろ煮(離乳食後期・9ヶ月〜)
皮と脂を取り除いた鴨肉の赤身を細かくきざみ、やわらかく煮たにんじんや大根と一緒にだしで煮ます。仕上げに水溶き片栗粉でとろみをつけると、パサつかず飲み込みやすくなります。
鴨肉のやわらかそぼろあんかけ(離乳食完了期・12ヶ月〜)
赤身の鴨肉を細かくきざんで火を通し、だしで煮てからとろみをつけてそぼろあんにします。やわらかく煮た野菜やおかゆにかけると、鴨肉が苦手な子でも食べやすくなります。
鴨肉と根菜のうどん(幼児食・1歳6ヶ月〜)
やわらかくゆでたうどんを食べやすい長さに切り、薄切りにして加熱した鴨肉の赤身、やわらかく煮た大根やにんじんと合わせます。だしをきかせた薄味の汁で仕上げると、噛み切りやすく食べやすい一品になります。
よくある質問
Q. 鴨肉でアレルギーは出ますか?
鴨肉は食品表示基準の特定原材料等28品目には含まれていませんが、まれに鳥の肉でアレルギー症状が出ることがあります。また鶏肉や卵にアレルギーがある場合、交差反応の可能性が指摘されることもあります。初めて与えるときは少量にとどめ、平日の日中など体調の変化に気づきやすく、すぐに医療機関を受診できるタイミングで試しましょう。発疹・嘔吐・下痢・ぐったりするなどの症状が出た場合は、すぐに医師に相談してください。
Q. 合鴨(あいがも)と真鴨はどちらを使えばよいですか?
離乳食では、一般的に市販されている合鴨で問題ありません。どちらの場合も皮と脂を取り除き、赤身の部分を中心に使いましょう。
Q. 鴨肉は冷凍保存できますか?
加熱して細かくきざんだものを小分けにして冷凍できます。1週間程度を目安に使い切り、食べるときは中までしっかり再加熱してから与えてください。生のまま長く置いたものは避けましょう。
鴨肉は栄養価の高い食材ですが、脂質が多く離乳食で必ず使う食材ではありません。無理に取り入れる必要はなく、進め方に迷ったときはかかりつけ医や管理栄養士に相談しながら、赤ちゃんの様子に合わせて進めましょう。














