サワラはいつから食べられる?
サワラは離乳食後期の生後9〜11ヶ月頃から食べられる食材です。DHA・EPA・ビタミンD・カリウムが豊富で栄養価の高い魚のひとつです。見た目は白身に近いものの分類上は赤身魚(青魚)にあたり、白身魚に比べて脂質が多いため、たらやかれいなどの白身魚、しらす、鮭に慣れてから進めると安心です。身がやわらかくほぐれやすく、青魚のなかでは臭みが出にくいので、初めての青魚として取り入れやすい魚でもあります。初めて与えるときは少量から始めて様子を見ましょう。
月齢別の形状・硬さ
9〜11ヶ月(離乳後期):ゆでて細かくほぐす
骨と皮を完全に取り除いた切り身を熱湯でしっかりゆで、余分な脂を落としてから細かくほぐします。パサつきやすいので、水溶き片栗粉でとろみをつけたり、野菜スープやおかゆに混ぜたりすると食べやすくなります。初めて与える日は小さじ1程度から始め、便や肌の様子を見ながら少しずつ増やしていきましょう。
目安量:1回あたり15g程度(慣れるまではごく少量から)
12〜18ヶ月(離乳完了期):加熱して5mm〜1cm角に
ゆでる、蒸す、少量の油で焼くなど調理の幅が広がります。加熱後、骨と皮を取り除いて5mm〜1cm角程度にほぐすか切り分けます。手づかみ食べをする時期なので、ほぐした身を野菜と混ぜて小判形にまとめると持ちやすくなります。かたまりのまま口に入れると飲み込みにくいことがあるため、大きさは様子を見ながら調整しましょう。
目安量:1回あたり15〜20g程度
1歳6ヶ月〜(幼児食):焼き魚やソテーで
フライパンで焼いたりあんかけにしたりと、大人の食事から取り分けやすくなります。皮は噛み切りにくいので、慣れるまでは取り除き、咀嚼が安定してきたら少量ずつ試してみましょう。味付けは大人より薄めにし、取り分ける場合は調味前に子ども用を取り出すのがおすすめです。骨の見落としがないか、この時期も必ず確認してください。
目安量:1回あたり20〜30g程度
調理のポイント
骨と皮は必ず取り除きましょう。サワラは小骨が比較的少ない魚ですが、血合い付近に細い骨が残っていることがあります。加熱後に身をほぐしながら指先で確認すると見つけやすくなります。骨取り済みの切り身を使うと安心です。
鮮度の良いものを選び、すぐに冷蔵・冷凍しましょう。あじやさばと同じ青魚の仲間は、鮮度が落ちるとヒスタミンが生成され、食中毒の原因になることがあります。ヒスタミンは加熱しても分解されないため、購入後は常温に置かず速やかに冷蔵庫へ入れ、早めに使い切ることが大切です。
後期のうちは熱湯でゆでて脂を落としましょう。サワラは白身魚より脂質が多いため、導入初期は焼くよりもゆでる調理が向いています。ゆで汁ごと使わず、身だけを取り出して使うと消化の負担を抑えられます。
とろみをつけてパサつきを防ぎましょう。加熱した魚は口の中でまとまりにくく、飲み込みづらくなりがちです。だしと水溶き片栗粉のあんをかける、野菜のペーストや豆腐と混ぜるなどすると、格段に食べやすくなります。
サワラを使ったレシピ例
サワラと野菜のとろみ煮(離乳後期・9ヶ月〜)
骨と皮を取ったサワラ15gを熱湯でゆで、細かくほぐします。やわらかく煮たにんじん・玉ねぎのみじん切りとともにだし汁で軽く煮て、水溶き片栗粉でとろみをつけたら完成です。おかゆにかけても食べやすくなります。
サワラと豆腐の手づかみ焼き(離乳完了期・12ヶ月〜)
加熱してほぐしたサワラ20gに、水切りした豆腐と細かく刻んだほうれん草、片栗粉少々を混ぜて小判形にまとめます。フライパンに薄く油をひき、両面をしっかり火が通るまで焼きます。持ちやすく、手づかみ食べの練習にも向いています。
サワラの野菜あんかけソテー(幼児食・1歳6ヶ月〜)
骨と皮を取ったサワラを一口大に切り、薄く片栗粉をまぶして少量の油で焼きます。だし汁で煮たにんじん・小松菜・しめじにごく少量のしょうゆを加え、水溶き片栗粉でとろみをつけて上からかけます。大人用は焼いた後に味を足して取り分けられます。
よくある質問
Q. サワラでアレルギーが出ることはありますか?
サワラは食品表示基準の特定原材料28品目には含まれていませんが、魚類は食物アレルギーの原因となることがある食材です。またサワラはさばと同じサバ科の魚のため、さばでアレルギー症状が出たことのあるお子さんは、与える前にかかりつけ医に相談してください。初めて与えるときは、平日の午前中など受診できる時間帯に、必ず加熱したものを小さじ1程度から始め、じんましん・嘔吐・下痢・咳などの症状が出た場合はすぐに食べるのをやめて医師に相談しましょう。
Q. 離乳食中期(7〜8ヶ月頃)から与えてもよいですか?
サワラは白身魚より脂質が多い青魚の仲間のため、一般的には白身魚・赤身魚に慣れた後期(9〜11ヶ月頃)からがすすめられています。厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」でも、魚は白身魚から始めて赤身魚・青魚へと進めるとされています。焦って早めに始める必要はありませんので、月齢や食べ進み具合に迷う場合はかかりつけ医や自治体の栄養相談で確認してください。
Q. 冷凍保存はできますか?
加熱してほぐしたサワラを1回分ずつ小分けにし、密閉容器や製氷皿で冷凍できます。use期限の目安は1週間程度で、解凍するときは電子レンジや鍋で中心部まで再加熱してください。一度解凍したものの再冷凍は避けましょう。生のまま冷凍した切り身は、加熱調理してから離乳食に使います。
Q. 西京漬けや干物など、味付き加工品は使えますか?
西京漬け・粕漬け・干物などは塩分や糖分が多く、赤ちゃんの負担になるため離乳食には向きません。味付けされていない生の切り身を選び、調理は家庭で行いましょう。幼児食に進んでからも、味付き加工品は少量にとどめ、湯通しして塩分を落とすなどの工夫をすると安心です。














